「プロジェクトEGG」にて購入（8801版）。

　「ジャグラーストーン」という不思議な石を探すAVG。
　とあるおじいさんに呼び止められた若者が主人公。石は３つあり、全てが揃うと黄金に輝き、望みを叶えるとのこと。そのうちの１つをもらい、あとの２つがあるという「アルファタウン」行きの列車に乗り込みます。80年代前半を知るプレイヤーにはピンとくる、懐かしい人物・名前も登場。
　英単語によるコマンド入力方式です。現在だけでなく、過去の場面も表示する４分割の画面スタイルも選択可。

　「タダより高いものはない」といいますが、石をもらったばかりにひどい目に遭います。おじいさんに言わせれば主人公は、「世間に対して不満だらけで、本当にやりたい事が見つからない顔」をしていたらしいです。現実でもそういう心理につけこんで、甘い話を持ちかけてくる人間はたくさんいます。気をつけましょう。
　話がそれてしまいましたが、とにもかくにも、残りの石を見つけなければなりません。当然ながらすんなりとはいかず、絵に描いたような悪党も立ちはだかります。主人公はたいして強くもなければ、銃や刃物といった武器も持っていません。基本的に、「愛」と「勇気」で困難を乗り越えていきます。無謀なようですが、「そういった力を侮ってはいけない」、あるいは「そういった力こそ大事にしないといけない」というメッセージとも受け取れます。
　勧善懲悪のわかりやすいストーリーで、最後はあったかい気持ちになれるかも？なお、コマンド判定にかかる時間を含め、全体的に処理速度が遅いです。あまり気が長くないという方は、その点に留意して下さい。